オケピ!
2003年版
三谷幸喜作品
ミュージカルって好き嫌いが分かれるところですが、舞台(ライブ感)、言葉(名言が響く!)、音楽(感情に訴えかける)が重なって、本当にいいものです。2001年(?)版はハープが大好きな松さんだったそうで、ぜひ見てみたいなぁ。DVD版ないのかな。
オケピのメンバーは本番ではプロの演奏家だけど、プライベートでは色んなものを抱えていて、劇中ではそれがトラブルの元となって物語が進んでいく。性格や思考って当然人それぞれで、ある人には響くし、ある人には全く理解されないかもしれない。理解されないことが続くと、こういう考えって変なのかなと思って、自分の殻に閉じこもる(孤独を感じる)し、たまに出会う(こともある)”誰か”の存在で救われることもある。結局人の考え方なんて、そう変わるものではないし、それが個性なんだと思う。大事なのは自分の考えをしっかり持つ事だし、たまに出会う誰かの存在は大切にしたいなと、熱く感じました。そんなことを考えさせてくれたオケピ!にラブコールを送ります( ^з^) y -☆
食べない粽(ちまき)
八坂神社へお参りに行ってきました。祇園祭真っ只中なので、物凄い人混みで…。ご近所の玄関先に飾られた粽がずっと気になっていて、調べてみたところ、祇園祭で山鉾ごとに作られるお供え物で、中身は入っていません(フェイクちまき)。元々、疫病を払うことが起源らしい祇園祭。そこで、無病息災の厄除けとして登場したのが、この粽だそうです。
その昔、牛頭(こず)天王が旅人に扮して、蘇民将来の家に一泊させてもらいました。貧しい蘇民家でしたが、牛頭天王は、温かいおもてなしに感謝して、粽をプレゼントしました。流行した疫病に粽の厄除けは効果を発揮し、蘇民一族は生き延びたそうです。
「尋ね人(実は神様)には親切にしなさい」が教訓(?)の物語って、ギリシャ神話にもあるし(美女と野獣のモチーフ)、それが日本にも残っているなんて、結局、人間の思考パターンってどこかで繋がっている(というか、ベースは同じ?)なんでしょうか。十人十色なんて言うけど、時代も性別も国籍も関係なく、自分は人間なんだよなぁとか思えてきて…気持ち悪くなってきました(ちまきは食べたい)。
お札には、「蘇民将来之子孫也」の文字!
見てたら食べたくなってきます。