雀色時の記録

鑑賞・創作の覚書きです※後日、加筆・修正あり!

「夢で会いましょう」

村上春樹・糸井重里著 1986年初版 新潮社(文庫) 村上春樹と糸井重里による短編小説、エッセイ、コラム集。2人の掛け合いになっているところが面白く、改めて読むと、この2人って似た雰囲気の文体で書くよなぁと。持ち出すネタに個性が出てるので、読むと…

「ダンス・ダンス・ダンス」

村上春樹著 1988年 友人の名刺に書かれたフレーズから、読みたくなって一気読みしました。ただひたすら”何か”をし続けるしか生き延びる術がない時期があること。どん底の孤独と向き合うこと。どちらもどうしようもなく苦しい。それでも、出会う人との交流に…

「ムーミン谷の夏まつり」

季節ごとに無性に読みたくなる本があります。梅雨が明けて、いよいよ夏本番だなと思ったら、もう頭の中はムーミンモード!早速今日読みました。毎回思うのですが、本当にみんな自由すぎて、会話もかみ合ってないし(特にムーミンとスノークのおじょうさん)…

鴨川デルタ

リフレッシュしたい時、ぼやぼや~っとした時。近所の高野川を眺めに行きます。その高野川と鴨川の交わる場所が、鴨川デルタと呼ばれる三角州。下賀茂神社や駅が近いのもあって、沢山の人(主に家族連れ)で賑わっていました。私は読書でもしようかと試みま…

オケピ!

2003年版 三谷幸喜作品 ミュージカルって好き嫌いが分かれるところですが、舞台(ライブ感)、言葉(名言が響く!)、音楽(感情に訴えかける)が重なって、本当にいいものです。2001年(?)版はハープが大好きな松さんだったそうで、ぜひ見てみたいなぁ。D…

食べない粽(ちまき)

八坂神社へお参りに行ってきました。祇園祭真っ只中なので、物凄い人混みで…。ご近所の玄関先に飾られた粽がずっと気になっていて、調べてみたところ、祇園祭で山鉾ごとに作られるお供え物で、中身は入っていません(フェイクちまき)。元々、疫病を払うこと…

「俺たちのBL論」

サンキュータツオ 春日太一共著 2016年 かねてから興味のあるBL…その入門書?というか、もし偏見のある人が居るとすれば、お勧めしたい一冊です。個人的には、”腐女子の作り上げた妄想の世界”というのに、反応してしまいました。妄想力って、突っ走っちゃう…

ハリーポッターシリーズ

最近、せっせと映画版を見直しています。金曜日の夜なんて、気が付いたらトップ画面に戻っていたりして…(寝てます)。ファンタジーの世界観に、未だわくわくするし、ハリー達を必死に応援してしまいます。見ていて思うのですが、シリーズ後半に向かうにつれ…

「好きな果物の話」

芥川龍之介全集 第12巻収録 何かの雑誌に寄せられたエッセイ。次々と果物を挙げて、語っているのですが、その描き方が本当に美味しそうで。一つの果物につき、2~3行の短さなのに、瑞々しさが伝わるし、何となく全体にお洒落な空気感が漂います。 文章って不…

物語に託すということ

Persuasion「説き伏せられて」 Jane Austen 1817 「結婚」に対して一貫した態度を貫いてきたオースティンが、唯一描いたラブロマンス。主人公のアンは、賢くて聡明で、感情押し流されることなく、いつも冷静な判断を下します。そんなアンが、かつて恋愛結婚…

梅雨入りなの?

ひどい 不意打ちだわ 洞窟の生き埋めよ 空が落ちてきたみたい! ー「耳をすませば」雫 本を読んだり、映画を観たりしていて、ふと、このフレーズを思い出すことがあります。その時は、大抵、「なにこれ?ちょっと!すごくいいじゃないか!」って、私的には物…

新しい靴を買わなくちゃ

監督・脚本 北川悦吏子 プロデュース 岩井俊二 2012年公開 オールパリロケ!セーヌ河に、ノートルダム寺院、エッフェル塔に凱旋門!もう、本当に、(今すぐにでも)パリに旅立ちたくなる映画です。中山美穂の喋るフランス語、とってもカワイイし!憧れます。…

リリイ・シュシュのすべて

岩井俊二監督 2001年公開 ”なりたくはない自分”になってしまった(ならざるを得なかった)者たちは、本当は誰かに救ってもらいたくて、自分ではどうしようもなくて、もう後戻り出来ないところまで陥っていて。。その唯一の救いの手が、リリイ・シュシュの音…

それぞれの”土地”について

旅行が好きです。旅行までいかなくても、電車で少し遠出とか、徒歩でいつもと違う場所に行くとか、そういうのも大好きです。その時に、なんか根拠はないけれど、「ここは居心地がいいなぁ」とか、「一時的に住むのもありだなぁ」と思える土地、また、その逆…

”創作”意欲

文章を読んだり、勉強をしたり…。頭を使うと、体力的な意味とは違うところで疲労が溜まります。そうすると、もう、完全に”煮詰まった”状態になって、「誰かとしゃべりたいなー」ってなるのですが。。いかんせん、一人暮らしなのでそういう訳にもいかず。 そ…

Pride and Prejudice

「高慢と偏見」 2005年公開 学生時代、ジェーン・オースティンの小説を題材に、卒論を書きました。指導教官からのコメントは…だったし、今思い返すと、意味不明な英文をつらつらと(恥ずかしげもなく!)書いていたものだから、まぁ、先生も困ったことでしょ…

”自分のため”に作るたのしさ

昨夜は、かるい熱中症により、大変でした。 あれにはもう二度とかかりたくない…。 原因は分かっています。 ・真夏日の炎天下の元、帽子も被らず自転車で爆走。 ・熱い温度のお風呂で長湯。 気を付けましょう! 昨日はかぼちゃのポタージュ(写真左奥)、今朝…

再考・リップヴァンウィンクルの花嫁

覚書です(もう、この作品にのめり込みすぎです)。 ・タイトルについてリップヴァンウィンクル(真白)、花嫁(七海)時空を超えた海外版”浦島太郎”→新宿で突如姿を消し、時間を置いて、”偶然にも”再開する真白と七海。 ・アプリがあるにも関わらず、道(方…

耳をすませば

発作的に見たくなって、年に数回は見る"耳すま"。前回見たのは、確か去年の12月。。深夜に友人と見たのが最後だったはず。午前中に鑑賞し、浸りました。やっぱりいいです。何がって、雫の天然っぷり、図書館大好き、仲良しの夕子ちゃん(カワイイ!)、、挙げ…

Love Letter

岩井俊二監督作品1995年公開 婚約者を事故で亡くした主人公・博子の、ちょっとした”いたずら”から始まる物語。 (私的)キーワード・小樽市・(北海道の)大雪の日・初恋(中学時代)・図書委員&図書室という空間・同姓同名・”秋葉さん”という人物・パパ・祖…

幸せのひととき

昨日、妹と食べた星野珈琲のホットケーキ(#^.^#)幸せでした〜。ファストファッションを数点買い物して、おいしいものを食べて、"熱く"語る。これだけで、、と言うか、これが!いいんですよね。心が充たされます。 渋谷は、いつ行っても人でいっぱいで。人を…

憧れの空間

所有物は必要最小限でいい!と思っている私ですが(その分、お気に入りたちに囲まれていたい^^♪)、どうしても、所有していたい欲が強いもの…それが、本です。いや、それでも、買うかどうかはギリギリまで粘るし、厳選しているつもりなのですが…。将来は、(…

新海誠監督lover

うわ~! なんとも。。。 熱すぎて、眠気も吹き飛びました! shiomilp.hateblo.jp shiomilp.hateblo.jp 分析の結果、私は「言の葉~」の孝雄君と、「秒速~」の明里を足して2で割ると趣味が合いそうです♪…いや、貴樹の図書館チョイスもなかなかに熱い!うわ…

BABY METAL革命

~少女たちは世界と戦う~完全版 5/7放送 いつからか好きになっていた、カワイイメタル3人組♡ 容姿、カッコイイ雰囲気、服装、そして何よりも音楽と激しいダンスが大好きなんですよね!彼女たちについて、調べていたり、詳しく知っている訳ではないけれど……

「題名のない音楽会」

毎週たのしみにしている番組です。 朝ごはん食べ終えて、紅茶orカフェラテを準備して、 鑑賞するひと時が至福なんですよね! テーマがあるので、為にもなるし。 今日は、アニメーション音楽!萌えました! うわわ~!まどかー! 作曲家の田中公平さんの一言…

ライオンと魔女

C.S.Lewis:The Lion, the Witch and the Wardrobe,1950 瀬田貞二訳 1994年第21刷発行 ここ数日は、「ナルニア国物語」再読daysとしています。第1作目の「ライオンと魔女」だけは、原書版もあるので、気になるフレーズを重ね合わせているのですが…。 これは、…

リップヴァンウィンクルの…(2回目所感)

昨夜スカパーで放送された、serial editionを視聴しました(wankonariさん、ありがとう!)。本編を6分割し、映像の追加・再編集がなされた、ある意味、映画とは”別物”仕立て。「あー、あのシーンはないのか!」と思う反面、「こんなサイドストーリーもあっ…

職業としての小説家

村上春樹著 2015年9月刊行 雑誌連載記事をまとめた、著者の最新?エッセイ。 色々考える(心に残る)ポイントがあり、満足感の残る1冊でした。 【覚書】 epiphany:(真理・事件などについての)突然の顕現、直感的把握、悟り、ひらめき(about)「ジーニア…

家、ついて行ってイイですか?

深夜時代は欠かさず見ていました(録画で)。 終電を逃した人に、「タクシー代をお支払いするので、家について行っていいですか?」と無茶振り(?)する、ドキュメンタリー番組。こんなの、「いいよ!」って言う人いるのかなぁと思ったら、結構居るんですよ…

Romeo and Juliet

ラヴロフスキー(振付師)版をブルーレイにて鑑賞しました。 忘れないうちに、覚書です。 *** ・オケピと会場の雰囲気が荘厳!(生で見たら、絶対倒れる。鳥肌全立ち!) ・ジュリエット(ヴィシニョーワ)の”華奢”で”女性らしい(しなやか)”なバレエが…