雀色時の記録

鑑賞・創作の覚書きです※後日、加筆・修正あり!

Love Letter

岩井俊二監督作品
1995年公開

 

婚約者を事故で亡くした主人公・博子の、ちょっとした”いたずら”から始まる物語。

(私的)キーワード
小樽市
・(北海道の)大雪の日
・初恋(中学時代)
・図書委員&図書室という空間
・同姓同名
・”秋葉さん”という人物
・パパ
・祖父と、その娘(自分の母親)
・文通(ペンフレンドという言葉)
・死を受け入れて生きるということ

 

博子も樹(容姿がそっくり)も、文通を通じ、
それぞれの向き合わなければいけない現実(大切な人の死)を
乗り越えている。周りも手助けするが、最後は”自分の力”で。

樹が高熱で運ばれる日の、突然の大雪の小樽。
雪って、美しくて、好き!っていう人は多いと思うけど、
(もちろん私も!)こういう日の雪は凶器。
風の加わる吹雪ともなれば、視界も、音も遮断される。
そんな状況での、樹の祖父の決断。

色んな側面から、”強さ”を感じる物語だと思う。
それでも、恋愛映画らしく”うっとり”できるのは、
中学生のピュアな恋心、秋葉さんの博子を想う気持ちと行動、
大人になって、今更気が付く樹からの”ラブレター”。
そして、どこか懐かしさを感じる音楽が効いたのだと思います。

 

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蔦屋書店なう。新しいフラペチーノ(メロン)

美味しすぎて、お代わりしたいレベル(-^〇^-)