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雀色時の記録

鑑賞・創作の覚書きです※後日、加筆・修正あり!

「好きな果物の話」

芥川龍之介全集

第12巻収録

 

何かの雑誌に寄せられたエッセイ。次々と果物を挙げて、語っているのですが、その描き方が本当に美味しそうで。一つの果物につき、2~3行の短さなのに、瑞々しさが伝わるし、何となく全体にお洒落な空気感が漂います。

 

文章って不思議なもので、その人らしさが出るし、温度感とか、センス的なものとか、感覚的なものを私は感じます(それも激しく!)。それが言葉のチョイスや、その人の人格的なものなのかもしれないけど(少し大げさかな)。だから、翻訳ものは、数行読んで、肌に馴染むものを感じたら、迷わずあとがきを読み、ネットで訳者のことを調べます(そしてその人自身のファンになる)。芥川龍之介には恐れ多すぎて、また少し違う感覚ですが…。この短編(短文?)からは居心地のいいものを感じました。